2月11日で最後に滑った急斜面テレマークの左足のデータを詳細に眺めてみました。
感想:
①テレマークターンは、アルペンターンと違って左右の板の自由度が高いため
ターンの法則性が探しにくいです。人とかコース状態によって、滑り方がまったく違ってくる
ターン技術だと数値でみて感じました。
②自由度が大きい分いろいろな滑り方ができるメリットを生かすべきかとも感じました。横滑りが基本的に大きい点はどうしようもないかんじです。
③テレマークでNTNビンディングを使ったときは随分違ってくるのではないかと思います。
④板の感触の違いも定量化できるような気がします。
●ターンデータ整理
使ったデータ
センテンス | パラメータ名称 | 単位 | スケール | 使い方 |
NAV-PVT | lon(経度) | deg | 1e-7 | 10-e7が約1cm距離にあたるのでmod(lon,10e7)で 下7桁分だけ切り取ってグラフ処理する |
NAV-PVT | lat(緯度) | deg | 1e-7 | |
NAV-PVT | height(高度) | mm | – | x100してm単位で出発点をゼロとして下降はマイナス |
NAV-PVT | headMot (進行方向角) |
deg | 1e-5 | スキーの進行方向として採用、スキー板の角度と比較して横滑り角を得られる |
NAV-RELPOSNED | relPosHeading | deg | 1e-5 | スキー板の方向(前後アンテナ間の方向角度) |
■角度の見方
常に、角度は上がNで右がE(東)で右回りで0度から360度までです。
●グラフ(今回は左足だけなので、判る部分が少ない)
モニタープログラムで全体からターンで見たい場所を探して、データ番号を決めてEXCELグラフで詳細に観察いした。
見方:headMotとrelPosHeadingの角度の関係をみれば、ターンの仕組みが見えてきます。
観察1:アルペンターンと違って、テレマークターンは両足がばらばら動作できるので、法則性がないので一つ一つ確認しながら見ていかないとわからない。
観察2:ターン時の横滑り角が大きくて、条件次第では、板を進行方向へ直角にして制動をかけながらターンしている場合があるほどである。
観察3:ターン弧の頂点は、headMotのピークにあたる。
観察4:テレマークでは右左ターン時の左右の挙動違いが顕著なので両方みながらでないとわからない。
●以後
今週中に2-3回コルチナに滑りにいって、テレマーク両足のデータたくさんとってきます。