STA(Ski Turn Analyzer)開発中ですが、海外サイトで紹介されたの機会に世界へアピールできるように英語版
紹介ページを作成しました。
●STAとは
cm級GPS技術を使ってスキー両足の精密な位置と速度ベクトル、板の3次元姿勢を測定します。
速度方向角と板の姿勢角度の差がズレ角でズレている角度が見えるようになります。ズレが見えると
どこでどのくらいずらしてターンを制御しているかが一目瞭然です。
1本の滑り全てが1枚のグラフで表現できます。どのような意図で滑ったのかが見えます。
グラフを解析すると だんだん速度があがってきて速度ベクトル角もズレ角も狭くなってきてます。
これは、斜度に流されて制御できなくなってきている証拠でへたくそな滑りであることがわかります。
上手な滑りだと速度も一定角度も一定の綺麗な正弦波になると思います。
つまり、このグラフをみれば美しい滑りをしているかどうか定量的に評価できるのです。
このグラフの解析記事
●STAでできるこ
①スキースクールが変わります。
従来はビデオ撮影、イントラのアドバイスでスキー上達をしてきたのですが、教材としてSTAをとりいれると
あの時のターンの始動が板の操作と速度で理解できるので、自分のターンした間隔と客観的な板姿勢と速度と
ターン弧の描き方が視覚的に理解できるので、百聞は一見にしかずということになります。
②競技の採点が変わります
基礎スキーの採点は審査員の主観でしたが、これからはSTAの数値が評価項目として有効になります。
特にターン弧深さとずれの表現でターン美しさが定量化できます。定量化されたターンは、競技選手の
目標値となって練習にも生かすことができます。
③自分の思いで
誰しも思い出のターンがあると思いますが、すべて記録されますので、どこがどう良かったのか明確に判りますので、自分の滑り方の学習が一目瞭然となります。
④スキーターンの楽しみ方
STAグラフの形状でそのターンがどういうものか表現できますので、STAグラフでターンを語ることができます。名選手の滑りと自分の滑りを比較してどこがどう違うのかが見えるので、今までにない楽しみ方ができます。
⑤STAでストーリーが作れます。
STAグラフのサインカーブを美しく描くことをイメージして滑走すると最初から最後までどような表現で
描くかがパラメータの軌跡としてグラフィックに描けるので、一種の芸術作品とも思えます。
その滑走1本が1つのストーリーとしてとらえることができます。